「お坊さん便」の口コミ・評判は? 葬儀・法要・戒名の料金も解説

僧侶手配サービスの「お坊さん便」は、お布施の金額が定額で安い、檀家にならなくていいので気が楽などの理由から、人気を呼んでいます。

お坊さん便のサービスは賛否両論あるようですが、実際のところどうなのか、また、お坊さん便を使ってみたいけど、実際に利用した人の感想が知りたいと感じている人も多いことと思います。

そこで、「お坊さん便」の料金や実際に利用した人の口コミ・評判を紹介しますので参考にしてください。

 「お坊さん便」とは

お坊さん便」は、菩提寺(つきあいのあるお寺・檀家になっているお寺)がない人向けに、葬儀や法要で読経をしてくれる僧侶を手配、派遣してくれる定額の僧侶手配サービスです。

葬儀社紹介サービス「葬儀レビ」や定額葬儀サービス「よりそうのお葬式」で有名な株式会社よりそうが運営しています。

核家族化が進む現代は、お寺との付き合いがない家も増えています。葬儀や法要でお坊さんを頼みたいけれどどこに頼めばいいのか分からない・・・。お坊さん便はそういった時代のニーズに沿って2013年に始まりました。

僧侶手配サービスは他にもいくつかありますが、一番利用されているサービス(2018年9月株式会社クロス・マーケティング調査)です

「お坊さん便」の特徴

  • 日本全国に手配が可能
    全国のお坊さんが登録しているため、どの地域でも対応可能です。
  • 定額のお布施
    葬式で最も困ることの上位にくるのが「お布施の額」です(「第3回 お葬式に関する全国調査」鎌倉新書|2017年)。「お坊さん便」の料金は、読経料の他にも心付けやお車代、お膳料が含まれた料金なので、いくら包めばいいのか悩む必要がありません。

    しかも、お布施の全国平均47.3万円(「第11回葬儀についてのアンケート調査報告書」日本消費者協会|2017年)と比べるとかなり低額なうえ、全国統一の定額料金なので安心して依頼できます。

  • 檀家になる必要がない
    派遣される僧侶とのつきあいはその場限りなので、檀家にならないといけなかったらどうしようと気をもむ必要がありません。
  • 派遣される僧侶はすべて僧籍を持っている信頼できる僧侶
    同様の僧侶派遣サービスの中には、僧侶資格のない人が派遣される悪質なところもあるようですが、お坊さん便は僧籍簿(僧侶の資格)の確認を徹底しているので、信頼できる僧侶が派遣されます。
  • 宗派の指定が可能
    仏教系の全宗派に対応しており、指定も無料です。
  • Amazonからも依頼可能
    「お坊さん便」公式ページ以外にも、Amazon経由で法要への僧侶派遣と戒名授与(普通戒名のみ)を依頼できます。葬儀への派遣はできません。

お坊さん便は、菩提寺があっても遠方に住んでいてお願いできない場合や、壇家をやめたいという人も利用できますが、お寺とのトラブルを防ぐため、先にお寺に許可をとりましょう。

「お坊さん便」の料金

「お坊さん便」を通して、葬儀や各種法要での読経や、戒名の授与を依頼できます。それぞれの料金について紹介します。

葬儀への僧侶派遣

葬儀でお坊さん便を利用する場合の料金と、料金に含まれる内容は以下のとおりです。

戒名については、約80%の人が葬儀の読経と同時に依頼するそうですが、戒名を必要としない人もいます。戒名料については戒名授与の料金をご覧ください。

支払い方法は、お坊さんに直接手渡し、または予約時にクレジットカード決済が可能です。

直葬・火葬式 一日葬 家族葬・一般葬
料金 35,000円 65,000円 140,000円
お勤め日数 1日 1日 2日
通夜読経
告別式読経
初七日読経
炉前読経
心付け
お車代
お膳料

戒名授与 20,000円~

戒名授与

葬儀と同時に戒名をもらいたい、葬儀で戒名を付けなかったけれどやはり付けたい、生前に戒名を決めたいという人のために、戒名の授与も行っています。

戒名の種類(位)によって料金が大きく変わるので、こだわりがない人は一番安い戒名を選ぶのが無難です。

一番高い院号の戒名でも20万円です。100万円を超える戒名も珍しくない中、お坊さん便を使えば、戒名も非常に低額で授与してもらえます。

戒名の種類 料金
信士・信女、釋・釋尼  20,000円
居士・大姉、院信士・院信女 60,000円
院日信士・院日信女、院釋・院釋尼  160,000円
院居士・院大姉  200,000円

支払い方法は、お坊さん指定の口座に入金、または予約時にクレジットカード決済が可能です。入金確認が完了後、お坊さんから戒名が授与されます。

法要・法事への僧侶派遣

四十九日法要や一周忌法要をはじめ、各種法事・法要にお坊さんを手配する際の料金と料金に含まれる内容は以下のとおりです。

お坊さん便の法事・法要のお勤めは初回一律35,000円です(2回目以降は45,000円)。

支払い方法は、お坊さんに直接手渡し、または予約時にクレジットカード決済が可能です。

料金 初回35,000円(2回目以降は45,000円)
読経・法話
宗派の指定
心づけ
お車代
お膳料
本位牌開眼
仏壇開眼
仮位牌のお焚き上げ
墓石開眼
納骨法要
<追加料金がかかる場合>

法事・法要への派遣で、次の例に該当する場合は追加料金がかかるので注意が必要です。

例えば、自宅で四十九日法要をやった後に、墓地に移動して納骨法要するなど、2ヶ所で法要を行う場合は、追加として1万円かかります。

また、同日に例えば、父親の四十九日法要と祖母の七回忌法要を一緒に行う場合は、プラス1万円になります。

2ヶ所での法要(法要会場+墓地など) +10,000円
複数名の法要を同日に行う場合(父親の四十九日と祖母の七回忌など) +10,000円

法要と同時に戒名を申し込みたい場合は、戒名授与の料金をご覧ください。

「お坊さん便」の口コミ・評判

実際にお坊さん便を利用した人のレビューを紹介します。

良い口コミ

総合的には利用して良かったという意見が多いです。

色々言われていますが、お願いした結果よかったと思いました。
御先祖の供養をするのにお金のことで気をもんで悩むより
明朗会計で気持ちよく対価を払ったほうが終わった後も清々しい気持ちになりました。

御坊さん便を初めて利用させていただきました。
私は、親戚づきあいも無く兄弟もおりません。
父は、とっくに高いし、母が昨年の6月に亡くなり、今年は一周忌をどうしようか悩んでおりましたが、Amazonサンで、お坊さん便を知り、直接お坊さん便の事務所に相談しましたら、とても親切にいろいろ教えて頂きました。
お申込みしてから、僧侶の方とお電話でお話し、お会いしたら想像どうりの誠実な方でした。
お蔭さまで、希望どうりの一周忌を迎える事が出来ました。
来年は、三回忌ですので、また、そのお坊さんにお願い擦る事にします。

父の一周忌でお願いしました。時間も長すぎず短すぎず、良かったです。
しがらみが生まれないところがとても良いと思いました。また利用したいと思っています。

「お坊さん便」の一番の魅力は、やはり低料金だと思います。以前、おつきあいのあった菩提寺と比べても、かなりお安く済みました。
法要って、お坊さん以外にもいろいろお金がかかりますよね。しかも年金暮らしになって収入面も決して豊かではありません。加えて、主人が亡くなるまでの医療費でかなりのお金を使ってしまいましたし、私自身も腰を煩っていて医療費も馬鹿になりません。だから、できればお金はあまり使いたくないのが本音です。そんな中、低料金で、かつ定額制というシステムの「お坊さん便」は、とてもありがたいものでしたね。

母の一周忌はきちんとしたかったのですが、もし、「お坊さん便」に出合わなかったら、どうしていいかわからず、法要そのものが実行できなかったかもしれません。
これからの時代にマッチした法要の在り方だと思いますから、若い世代などたくさんの人にお勧めできるものです。

 

悪い口コミ

低評価の意見もありました。

お坊さんが来られてお経 法要が済み 最後におさがりを紙袋に入れて渡した時に最後の一言でびっくりしました お布施はの問いかけにはさすがにびっくりしました 株式会社みれんびとお坊さんとのえ連携は取れているのか 次回頼むのは考えます

父の初盆に仏壇と位牌の開眼供養をお願いしました。娘の私がアマゾンで依頼しましたが、若いお坊さんは、喪主の名前を母ではなく私の名で読経してました。ちゃんとそこは説明してあったので、失礼すぎると思いました。一周忌もありますが、お坊さん便に頼むのは抵抗があります。

少数ではありますが、低評価の意見を見ると、派遣される僧侶の質やお坊さん便と僧侶との間の連携ミスに関するものがありました。

「お坊さん便」に対するAmazonのレビューは、実際に利用した人の評価よりも、「お坊さん便」のサービスに対する賛否の書き込みが多くなっています。

というのも、2015年12月に「お坊さん便」がAmazonに出品され、各メディアで大きく取り上げられたとき、仏教界からは宗教行為を商品化したという批判が上がりました。それを受け、Amazonのカスタマーレビュー欄でも議論が沸き起こって、実際に利用していないユーザーからのコメントも多く掲載されているようです。

「お坊さん便」は安いのか高いのか

私は父の葬儀、四十九日法要、一周忌法要に実際に寺にお布施を渡しました。実家の菩提寺のお布施は、「お坊さん便」同様、定額です。

一番下位の戒名で、葬儀(火葬・通夜・告別式・取越法要の計4回読経)のお布施は15万円、四十九日法要(自宅で法要後、歩いて7、8分ほどの村の墓地で納骨)のお布施は3万円、一周忌法要(お寺で)は1万5千円でした。

法要のお布施については、お寺でやれば1万5千円、自宅に来てもらうと3万円と決まっているそうです。葬儀のお布施に関しては、父の戒名(一番下位)に準じたお布施の金額しかわかりませんが、高位の戒名であればそれに応じた定額になると想像します。いずれにしても、葬儀のお布施はお寺側から金額が提示されました。

この定額のお布施の額が、檀家向けのものなのか、檀家以外の人が頼んでも同額なのかはわかりませんが、総じて私が払ったお布施はお坊さん便より若干安いです。

また、ネット上では、お寺に直接頼んだほうが安いという意見も見かけます。

結局、「お坊さん便」は安いのか、高いのかは、私の経験だけでは判断できませんが、全国平均やネット上の情報と比較しても安い印象です。

前述のように、直接頼んだほうが安いお寺もあるかもしれませんが、自分で手間暇かけてお寺を探すのは大変ですし、何よりお布施の料金が曖昧なことや、一度頼んだら檀家にならないといけかったらどうしよう、という不安が先立ちます。

お坊さん便のように、料金が明確で、その場限りのお坊さんを必要なときに依頼できれば、そういった不安は払拭されます。

お寺との付き合いがない核家族が増大する時代背景を考えれば、間違いなく時代のニーズに合ったサービスです。

お坊さん便のようなサービスや檀家離れが増える背景には、葬式以外につながりも得も感じられない仏教界の姿があるように思います。