【初めての喪主体験】(1) 葬儀社の選択

終活の提唱もあり、生前に自分の葬儀の準備をしたり、子が親の葬儀の準備をする人が少しずつ増えているようですが、まだまだそういう人は少ない印象です。

私もご多分に漏れず親を見送る準備はほとんどしていなかったので葬儀社を決めるところから慌てました。その経緯と、事前に知っておいた方がいい葬儀社の探し方や決め方を紹介します。




葬儀社の選択

父はある病気で3年ほどの入院生活の末、病院で亡くなりました。

実家を離れて長いですが、父が入院してからは定期的に帰省し、面会を繰り返していました。病室のベッドで徐々に弱っていく姿を見ていて、そう長くないことは予想できていましたが、葬儀屋に電話したのは亡くなる2日前。医者から危篤だと言われてからでした。

当時の私は、病院から葬儀社を紹介してもらえるものだと思っていたので、すぐに看護師に尋ねました。でも、そこは公立の病院だったので「紹介はしていません」と断られました。そうですよね、公立病院が特定の葬儀社を紹介するのは問題でしょう。

葬儀社は自分で決めないといけないと分かった時点で、頭に浮かんだ葬儀社は、祖父母のときの葬儀社のみでした。他に実家の周辺にどんな葬儀社があるのか知りませんでしたから。

時間的余裕もなかったので、同じ葬儀社でいいことにしようと電話をかけ、親が病院で危篤状態であることと、数日中にお願いすることになるだろう旨を伝えておきました。

突然、死を迎えたわけではないので、いざというときの準備期間はいくらでもあったわけですが、結局、危篤になってはじめて葬儀屋に連絡するという有様でした。

後で調べてみると、実家がある町には葬儀社が2件、距離的に近い隣町には3件ほどありますが、地元の集落では我が家が依頼した葬儀社か町内の別の葬儀社に頼むことが多いということでした。

結果オーライで、依頼した葬儀社には丁寧に手際よくやっていただき感謝しています。

葬儀社の選択

葬儀社を決める方法

身内に不幸があったときに喪主が最初にやらないといけないことは、葬儀社を決めることです。

病院で死亡した場合は、早めに遺体を移動する必要があるので、その時点から葬儀社が必要になります。細部の打ち合わせは遺体の安置後になります。

葬儀社を使わないで遺体の搬送や葬儀を営むことは不可能ではないでしょう(今でも、葬儀社を使わないで親戚や村落、共同体のメンバーのみで準備し、執り行うところもあるようです)が、そういうところは少ないです。

実際、喪主を体験して、葬儀社の存在に大いに助けられました。葬儀社がいれば、喪主のやることはそれほど多くありません。

父の葬式では祖父母のときと同じ葬儀社にお願いしましたが、葬儀社を決める方法はいくつかあります。

①直接、近くの葬儀社に依頼する
②葬儀社紹介サービスを使う
③ネットの葬儀社に申し込む

などが考えられます。それぞれの方法を見ていきましょう。

直接、近くの葬儀社に依頼する

田舎では葬儀社の選択肢が少ないので、都会のように葬儀社選びで迷ったり困ることは少ないと思います。私の実家のように、その地域でよく使われる葬儀社に直接依頼するパターンが多いでしょう。すでに周囲で多くの実績や評判があるので安心して依頼できます。

都市部は葬儀社がひしめき合っているので、選択に困るかもしれません。周りの知人に聞いて評判のいいところに依頼する、電話帳やインターネットで調べて電話または直接訪問して依頼することになると思います。

いずれにしても、時間的な余裕があるうちに、できれば複数の葬儀社を比較して、自分にあった葬儀プランや費用を検討しておくことが理想的です。

時間がない場合でも、葬儀社からオプションを勧められても、それが絶対に必要なものかどうかを確認し、必要ないと思われるものは、きっぱり断ることです。

葬儀社紹介サービスを使う

都市部では葬儀社の選択肢が多いので、葬儀費用を気にするのであれば事前見積もりなどで準備しておかないと、同じ内容の葬儀でも費用に大きな差が出てしまう可能性があります。

また、急いで葬儀社を決めないといけないけれど、近場にどんな葬儀社があるのか分からない、身内が亡くなったけれど、何をどうすればいいのか分からない人もいますよね。

そんな時は、「いい葬儀」や「葬儀レビ」などの無料の葬儀社紹介サービスを使うといいと思います。事前に複数の葬儀社の見積もりを取って比較したい場合や、緊急に葬儀社を紹介してもらいたい場合でも、24時間体制で対応しているので安心です。葬儀社の評判・口コミも多数載っているので信頼できる葬儀社を選べます。

上記の葬儀社紹介サービスでは、地方の葬儀社も幅広く扱っているので、田舎エリアの葬儀社も紹介できる可能性が高いです。「いい葬儀」では実家周辺の葬儀社もヒットしました。

*関連記事⇒ 「いい葬儀」の評判・口コミは? 実際に一括見積もりしてみた!

ネットの葬儀社に申し込む

とにかく費用を抑えたいのであれば、流行りの格安の定額葬儀サービスに申し込む方法もあります。

ネットで集客して、地元の提携葬儀社に葬式を執り行ってもらうという葬儀サービスです。「小さなお葬式」や「よりそうのお葬式」が有名です。

各葬儀プランは最低限必要なものに絞った内容になっているので、ほとんどの場合、直接葬儀社に申し込むよりも葬儀費用を安く抑えられるというメリットがあります。シンプルかつ低価格の葬儀を希望する場合は検討の余地があると思います。

全国対応を謳ってはいますが、特に地方の田舎エリアには提携葬儀社がないところもあります。私も少し前に「小さなお葬式」と「よりそうのお葬式」に資料請求してみましたが、いずれも実家エリアには提携葬儀社はありませんでした。今後増えていくとは思いますが。

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葬儀費用を抑えるためのポイントについてはこちらの記事を参考にしてください。↓

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いずれにしても、地域の慣習を把握した近場の葬儀社に依頼することが基本です。

費用面を気にするのであれば、大事な家族が亡くなってからではなく、なるべく早めに、どんな葬儀スタイルにしたいのかをある程度考えて、相見積もりをとって葬儀社の候補を決めておくことです。

すでに依頼する葬儀社が決まっている場合でも、事前に葬儀社と相談して大まかな葬儀内容を詰めておいた方が、私のように実際の葬儀を迎えたときに何をどう選択すればいいかわからず慌ててしまうことは避けられます。

⇒「【初めての喪主体験】(2) 自宅葬の選択」につづく