変わりゆくお墓・供養のカタチ~遺骨の行き場は果てしなく~

遺骨を埋葬する場といえばお墓(墓石)が一般的ですが、最近はお墓も供養のカタチもスケールも多様化しています。

多様化が進む理由と、従来型のお墓以外の選択肢について紹介します。

お墓・供養の多様化が進む理由

経済的理由

お墓は何より高額です。「お墓の購入価格」の全国平均は162.7万円(2018年版 全優石お墓購入者アンケート調査)という調査結果があります。今の時代、そんな費用をポンッ!と出せる人はどのくらいいるでしょうか。

お墓の需要が薄れるにつれて、お墓の低価格化、小型化、シンプル化が進んではいるものの、依然としてお墓は高額な買い物であることに間違いありません。

継承問題

墓を買ったとしても、または先祖代々の墓があっても、引き継いでくれる人がいない、後継者がいても遠方に住んでいるので管理が難しい、あるいは後継者となる子供に迷惑をかけたくない、と考える人が増えています。

価値観の多様化

お墓に意味・価値を感じない、自然に還りたい、遺骨は残す必要ない、お寺とはかかわりたくない、故人の弔い方や故人とのつながりを感じるための方法は従来のお墓である必要はない、など価値観の多様化がお墓・供養の形の多様化の流れに影響しているのは確かです。

新しいお墓・供養のカタチ

遺骨の行き場として多いのは今でも従来型のお墓ですが、お墓を持つことが困難になってきた現状にそくして、お墓や供養の新しい形が普及し始めています。

永代供養墓

永代供養墓とは、お墓を管理する人がいなくても、お寺や霊園で管理、供養してくれるお墓をいいます。

永代供養墓には、他の遺骨と一緒に合祀するタイプと、個別のお墓タイプがあります。個別のお墓タイプでも、一定期間(33回忌や50回忌までなど)が過ぎると合祀されることが一般的です。

「2017年度 お墓の消費者全国実態調査」によると、永代供養墓の費用は、合祀墓が3万~10万円、個人墓などは4万~200万と幅広いですが、全国平均は92.1万円で、従来の一般墓の全国平均174.1万円と比較すると低額で済みます。

永代供養墓はお墓を維持・管理できない、高額で買えないという現代のニーズに合わせたお墓の形態と言えます。

納骨堂

納骨堂は遺骨を安置する室内のお墓です。遺骨は骨壺に入れたまま収納します。

最近は永代供養の納骨堂が多く、子や孫に承継できるタイプもあるようです。永代供養の納骨堂も一定期間過ぎると合祀されます。

納骨堂には、ロッカー式・仏壇式・墓石式・自動搬送式などの種類があり、費用は10万~150万円程度。スペースを取らず、屋内で管理しやすいことから、墓不足に悩む都心部に増えています。

樹木葬

樹木葬とは、墓石の代わりに樹木を墓標として、遺骨を埋葬する方法です。樹木葬の墓地は、お寺霊園の一角に設置されています。墓標とする樹木はサクラやツツジ、モミジ、バラなどさまざまです。

樹木葬もほとんどは永代供養です。合祀型・集合型・個別型などの埋葬方法があり、費用は5万~80万円程度。墓石を購入する必要がないため費用面のメリットは大きく、樹木葬を検討する人は年々増えています。

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手元供養

手元供養は、遺骨または遺灰を手元(自宅)に置いて供養する方法です。
お墓や納骨堂などに収めた遺骨とは別に、手元供養のために一部とりわける人や、遺骨をすべて手元に置いて供養する人もいます。

最近では、遺骨をペンダントや指輪などに加工してくれるサービスを利用して、遺骨の一部を身に付けつける人もいます。

遺骨を手元に置いておくことで、故人の存在をいつも身近に感じることができ、かつ費用も抑えることができるため、手元供養を選ぶ人が増えつつあります。

散骨

お墓という形式をとらない遺骨の行き場として、「散骨」は最も認知されている選択肢ですね。

遺骨を粉末状に砕いて、海や山などにまく方法を指します。故人の生前の趣味や嗜好を反映できる供養の形でもあります。

散骨には法的な規定はありませんが、事件とみなされないように必ず粉骨する、地権者や権利保有者がいる場所への散骨は許可をとるなど、最低限のマナーが必要です。一部の自治体では散骨自体を禁止していたり、許可が必要な場合もあるので、事前に確認する必要があります。

最近は散骨の種類もスケールも広がりを見せています。

海洋散骨

散骨する場所として最も一般的なのは海です。海洋散骨は、船舶で行う方法と、ヘリコプターで行う方法があります。漁場や航路を避けて、海岸から数キロ以上離れた場所で、遺灰を撒きます。

移動手段をチャーターする方法、複数の家族と同行する方法、同行しないで業者に代理散骨してもらう方法などがあります。

山林散骨

山林に散骨する場合は、所有者の許可を得ていれば問題ありませんが、山林のほとんどは国有林や都道府県の所有林です。その場合は散骨できないため、事前の確認が必要です。

海洋散骨同様、山林散骨サービスを提供している業者があります。その場合は業者が指定した山林の一部に散骨します。

宇宙葬(流れ星供養)

散骨の形は地球にとどまらず、宇宙にまで広がっています。スケールが大きすぎて現実味がありませんが、既に実現している散骨方法です。

宇宙葬は、故人の遺灰の一部を収めたカプセルをロケットや人工衛星に載せて宇宙空間に打ち上げる、散骨の一形態です。

人口衛星による散骨は、数日から数年の期間をかけて地球を周回し、最終的に大気圏に突入して燃え尽き、流れ星になるという仕組みです。専用の無料モバイルアプリで人工衛星の現在地を確認できるほか、人口衛星から観た地球の姿をリアルタイムで見ることもできます。

宇宙葬を主催している会社・サービスによって宇宙葬プランの内容が異なります。

月面葬(月面供養)

月面葬は、遺灰の一部をカプセルに入れ、月着陸船の内部に搭載して月面まで運び、そのまま安置する月面供養です。月面にお墓を持つことで、世界中どこからでも月を眺めることでお墓参りをすることができます。

空中散骨

バルーンやヘリコプター、軽飛行機セスナなどを使って、故人の遺灰を空中で散骨する方法です。

例えば、バルーン葬は、巨大なバルーンに遺灰を付けて空へ飛ばす散骨の方法です。上空に向かったバルーンは内部の圧力が高まって破裂し、遺灰はそのまま成層圏で散骨されます。バルーンを飛ばす場所に規制はありません。

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個人的には、自分の骨は海洋散骨がいいかな~と今のところ考えていますが、気が変わって・・・宇宙葬!?・・・はないですね。

近頃は、経済的な理由や継承者がいない、価値観が多様化しているなどの理由で、従来型のお墓が減少し、新しい遺骨の埋葬スタイルや供養の形が増えて様変わりしてきていますよね。今後も選択肢は増えていくんだろうと想像します。

供養の仕方に善し悪しはありません。故人の生前の希望や遺族の事情を考慮して、最善の選択肢を見つけていきたいものです。

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